AGAを自己診断しよう

薄毛はAGAだけではない

薄毛はAGAだけではありません。いくつか種類がありますが、男性に最も多いのはAGAです。なので薄毛かなと思ったらAGAをまず疑いましょう。

円形脱毛症

500円硬貨くらいの範囲の髪がいきなり抜ける。主にストレスなどが原因で起こります。自己免疫疾患(自分で自分の体を攻撃する事)が特徴

粃糠(ひこう)性脱毛症

頭皮が炎症し、炎症部分の髪の毛が脱毛します。主な原因はフケや皮脂。

栄養障害による脱毛症

無理なダイエットなどによる栄養状況の悪化で起きる脱毛症。

甲状腺機能低下による脱毛症

髪がパサパサにもろくなり、脱毛が進行する。

男性型脱毛症(AGA)

前頭部または頭頂部の髪が薄くなる。

悪玉脱毛ホルモンによって脱毛が促される

髪の毛が薄くなるのはヘアサイクルの乱れ

ザキオザキオ

AGAで髪が薄くなるのはヘアサイクル(毛周期)の乱れるからです。ヘアサイクルとは髪の毛が生え変わる周期のことです。髪の毛はずっと生え続けるわけではなく、伸びては抜け落ちるというサイクルをくり返しています。具体的には次の3つの周期をくり返しています。

成長期

髪の毛が成長する期間

1本の髪は2~6年くらい成長を続ける

退行期

髪の毛が衰える期間

約2週間

休止期

髪の毛の成長が止まり、最後は抜け落ちます。

約3ヶ月くらい続く。

髪の毛は毎日100本くらい抜けている

ところがAGAを発症すると通常は2~6年続く成長期が数ヶ月~1年に短縮してしまいます。1年くらいしか成長できないので細いまま太くなる前に抜け落ちています。また、しょっちゅう休止期を迎えるので毎日抜ける本数が何倍にも増えます。

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AGAで髪の毛が細くなって抜け毛が増えるのはヘアサイクルが乱れ、成長期が短くなるためなのです。

DHT(ジヒドロテストステロン)がヘアサイクルを乱す

ヘアサイクルが乱れる大きな原因がDHT(ジヒドロテストステロン)という悪玉脱毛ホルモンにあります。男性ホルモン(テストステロン)が毛根内で5αリダクターゼという酵素と反応するとDHTが作られます。このDHTには髪の成長期を短くする効果があります。DHTの影響が強くなると成長期が短くなる髪の毛が増えて薄毛が進行します。

DHTは後頭部には存在しません

DHTの影響を受けやすい毛根は前頭部と頭頂部にしか存在しません。

だから額の生え際が後退したり、つむじ付近が薄くなるのです。

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また、AGAになる体質は遺伝によって受け継がれることがあります。家族や親戚に薄毛の人がいるとあなたも薄毛になる可能性があります。

AGAを自己診断(セルフチェック)する

あなたの薄毛がAGAに当てはまるかセルフチェックしてみましょう。

  1. 昔より髪の毛が細く柔らかくなっている
  2. 髪のボリュームが減って髪のセットが決まらない
  3. 数年をかけて髪が薄くなっている
  4. 以前より抜け毛が増えている
  5. 父親や兄弟、親戚に薄毛の人がいる
  6. 額の生え際が後退している
  7. 額がM字の形に薄くなっている(M字ハゲ)
  8. つむじ(頭頂部)が薄くなっている(O型ハゲ)

2つ以上当てはまるものがあればAGAの可能性が高いです。

1,000万人以上がAGAを発症している

薄毛で悩んでいる人は成人男性の4人に1人と言われています。

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2004年に発行された「日本人成人男性における毛髪(男性型脱毛)に関する意識調査」によると、日本の成人男性4,200万人のうち1,260万人が自分が薄毛であると気づいています。

薄毛で悩む人たちの半数はなんらかの薄毛対策を行なっています。

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ある調査によると30代で10%、40代で30%の人がAGAを発症するという結果が出ています。男性にとってAGAによる薄毛は珍しいものではありません。

セルフチェックのところで紹介した特徴が表れたらAGAになっていると考えて早めにクリニックを受診しましょう